|
『Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd』(ミス ヨコハマダルト ユウコ ハラ セカンド)は、サザンオールスターズのキーボードである原由子の2枚目のソロアルバム。1983年11月21日発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル。 == 概要 == サザンオールスターズとしても着実に知名度と人気を得ていた原由子の約2年7ヶ月ぶりとなるソロアルバム。先行作品となったソロ4枚目のシングル「恋は、ご多忙申し上げます」がCMタイアップもあったことにより、ソロとしては初のヒットとなり、その流れそのままに発表された作品である。 タイトルは横浜とアダルトを足した造語で、タイトル通り横浜を舞台に、大人の雰囲気を醸し出した曲が並ぶ。原が結婚して初のアルバム作品であるが、冠詞は独身女性をあらわす「Miss」となっている。 なお、1982年リリースのシングル曲「誕生日の夜」は製作時期が異なったため、本アルバムには収録されず、現在もなおシングル盤のみで聴くことが出来る。カップリングの「I'LL BE GOOD TO YOU」はベスト盤『Loving You』に収録。 夫でありサザンのリーダー、ボーカルを務める桑田佳祐が前作に引き続き全面プロデュースを行い、サポートメンバーとしてサザンのメンバーも参加している。現在はサザンのライブやレコーディングに大いに関わっている斎藤誠(本作のクレジットでは斉藤誠)や、現在でも著名なプレイヤーも全面的に参加している。 作品名義は原由子となっているが、作品中のクレジット上では作曲や編曲などでも名前のある桑田佳祐 & Head Arrangersとして記載され、演奏されている。メンバークレジットから確認できる通り、サザンでの楽曲と違い、ソロ作品では主にボーカルのみを取っており、担当楽器であるキーボードは一部の楽曲を除きサポートメンバーによるものである。このことは2004年のサザン本体のシングル「彩 〜Aja〜」c/wに原由子 & ALLSTARS名義で収録された「夢見るアニバーサリー」などでも同様である。 本作は初版からCDアルバムとしても発売されており、まだ一般に浸透していなかったコンパクトディスクについての取り扱いや注意点、利点などがジャケット裏(歌詞カード包装の表紙内)に事細かに記載されている。また、原の命名により誕生したサザンのプライベートレーベル、ビクタータイシタからの発売となっており、サザンのメンバーが発売したソロアルバムとしては、初めてタイシタレーベルから発売された作品でもある。本作発売後もソロシングルなどはコンスタントにリリースされているが、ソロアルバムの発売は1991年の『MOTHER』まで約8年間途絶えることとなる。 1991年5月21日にはシングル「じんじん」及びアルバム『MOTHER』発売に合わせ、1998年2月25日には初のソロベスト『Loving You』発売に合わせてそれぞれ再発されている。 本作のタイトルは正確には「YUKO HARA 2nd」も含んだものとなっているが、サブタイトルというよりは2ndアルバムであるという記述に留まっているため、ここでは省略する。また、本作ではシンセサイザーの英語表記“Synthesizer”が“Synthesyzer”と複数箇所誤って表記されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Miss YOKOHAMADULT」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|